【現代版コブラ登場】ジャナレリー・デザイン-1 日産製V6+6速MT採用 499台限定

2020.01.28

目を覚ますのに丁度いい一撃

アクセルペダルを半分ぐらい踏んでいる限り、エンジンは静かだが、深く踏み込むと突然性格が変わる。1960年代のフェラーリ製V型12気筒エンジンを彷彿とさせる。

デザイン-1は威勢よく前へ進む。湿った路面でもトラクションが素晴らしい。リアサスペンションが柔らかく、ミドシップ・レイアウトであるためだろう。

ジャナレリー・デザイン-1(英国仕様)
ジャナレリー・デザイン-1(英国仕様)

湿った路面で短時間の試乗だったから、操縦性のすべてを確認することは難しかった。しかし、ステアリングやペダルの重み付け、アシストのないステアリングの精度の高さと感触の濃さ、しっかり効くブレーキは秀逸の仕上がり。

デザイナーが趣味で作ったスポーツカーではない。れっきとした、ちゃんとエンジニアリングが施されたドライビングマシンだ。

英国での価格、8万5000ポンド(1215万円)が正当かどうかは個人による。英国で売られる初めの5台は特別仕様で、カーボンファイバー製のユニオン・ジャックをあしらったエンジンカバーとサイドグリルが付き、11万5549ポンド(1652万円)となる。

少なくとも筆者が明言できることは、ジャナレリー・デザイン-1は見た目に相応しい走りを備えているということ。日常的に使いたいと思えるほどの実用性を備えた、速く、高価で、軽量なスポーツカーだ。

鎮静剤の効いた、個性の薄い、大きく膨らんだ高性能クロスオーバーやSUVに麻痺しそうな現代。ジャナレリー・デザイン-1は、そんなわれわれにとって、目を覚ますのに丁度いい一撃となりそうだ。

 
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