【最後の戦い】真のファミリーSUV対決 ホンダCR-V vs マツダCX-5 後編

2020.02.09

サマリー

見事ハイブリッド対決を制したホンダCR-Vですが、真のファミリーSUVとして優れているのはどちらなのか、マツダCX-5との最後の戦いに臨みます。パワートレインの違い以外にもそれぞれ強みを持つ2台でしたが、最後の決め手となったのは新ルールの導入だったようです。

もくじ

税負担
本命はプラグイン?
各車のスペック
番外編:新WLTP基準導入の影響

税負担

カンパニーカーとして使用した場合の税金については、ハイブリッドのほうが有利だと思うに違いない。

だが、今年の4月により厳格な新WLTPルールが適用されると、所得税率40%が適用される場合、ホンダを選んだとしても毎月支払わなければならない道路税の差はわずか5ポンド(710円)に留まる。

ディーゼルエンジンを積んだCX-5の平均燃費は14.1km/Lだと言う。
ディーゼルエンジンを積んだCX-5の平均燃費は14.1km/Lだと言う。

確かに5ポンドは5ポンドだが、わずかな金額でしかないのであり、年1回の燃料タンク満タンという特典も、ディーゼルの優位性を覆すほどのものではないだろう。

では結論はどうなるのだろう?

WLTP排ガステストが導入され、カンパニーカーに適用される道路税の税率計算に影響を及ぼすようになることは、少なくともCR-Vが搭載しているような通常のハイブリッドパワートレインにはまったく恩恵をもたらさない。

これまでのNEDC基準であれば、ハイブリッドとディーゼルの差は大きく、所得税率40%の場合、ハイブリッドを選択することで、毎月の94ポンド(1万3400円)の道路税を節約出来た。

今年4月からは、こうした金銭的なメリットが姿を消すことになる。

本命はプラグイン?

では、この結果、「セルフチャージング」ハイブリッドの未来は残り少ないものとなってしまうのだろうか?

もしかしたらそうかも知れない。

ハイブリッドのCR-Vは13.5km/Lの燃費性能を約束する。
ハイブリッドのCR-Vは13.5km/Lの燃費性能を約束する。

だが一方で、おそらくこうしたハイブリッドも性能をさらに向上させるに違いない。

時が経てば結果は分かるだろうが、日本メーカーのハイブリッド技術に対する長きに渡るこだわりを考えれば、おそらく性能向上が先に実現するだろう。

いずれにせよ、今回の対決で分かったことがふたつある。

まず、例え最高のハイブリッドSUVであっても、ディーゼルエンジンを積んだSUVを凌駕するには至らないということだ。

たしかに非常に僅差ではあった。

だが、英国ではWLTP基準の導入にともない、金銭的なメリットが失われることで、しばらくはマリオがクッパを打ち負かすことはないだろう。

そしてふたつ目が、4万ポンド(572万円)程度の価格でファミリーSUVを探しつつ、道路税も節約したいと考えるひとびとにとっては、プラグインハイブリッドことが選択すべきモデルになるだろうということだ。

 
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