【伝説のミウラがアルプスへ】ランボルギーニ・ミウラP400 ミニミニ大作戦 前編

2020.02.16

最高速度273km/hの衝撃

フェラーリよりも優れたマシンを作ることを目指した、トラクターの生産で成功を収めていたフェルッチオ・ランボルギーニ。シャシーはジャンパオロ・ダラーラが、エンジンはジョット・ビッザリーニが設計を進めた。

それ以上に大きかったのは、カロッツエリアのベルトーネの存在。若いデザイナーのマルチェロ・ガンディーニは、息を呑むほど美しいボディラインを生み出す。ドラマチックなスーパーカーの黄金期が始まった。

ランボルギーニ・ミウラP400
ランボルギーニ・ミウラP400

1965年のトリノ・モーターショーで展示されたミウラのシャシーは、1年後、ジュネーブ・モーターショーで周囲を驚かせるボディをまとって登場。1967年の初めにはボローニャ・サンタアガータの向上から量産モデルがラインオフしている。

最高速度273km/h、現実的には262km/hだったが、そのスピードの衝撃は大きかった。道路を走るロケットマシンの生産計画は、当初年間20台だったが、すぐに108台へと増加。

それでも、多くのエンスージァストが憧れる、路上ではほとんど目にすることがない貴重なクルマではあった。それは今でも変わらない。映画の序盤で披露した優れた走行性能は、伝説的な存在とするのに一役買ったはずだ。

峠に向う麓の町、サイント・ルエンイを出発すると、出くわすクルマの大半はフィアット・パンダ。「ミニミニ大作戦」の撮影に用いられた街だが、地元の人達は映画のことを知らないようだった。

英国ナンバーのジャガーXJ40が追いかけてくる。咆哮を響かせるミウラとの共演は、まるで映画を再現したかのようで面白い。

 
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