【新時代のグランドツアラー対決】ポルシェ・タイカン vs ポールスター1 vs メルセデスAMG GT 63 S 後編

2020.04.05

サマリー

英国では2035年までの内燃機関モデル販売禁止が発表されましたが、未来にロングツーリングの楽しみは残されていないのでしょうか? 今回はそんな懸念に答えを見つけるべく、ポルシェ初のEVとポールスター、そしてAMGの3台のグランドツアラーで旅に出ました。

もくじ

EV最高のドライバーズカー
まるでミッドシップスポーツ
タイカンの秘密
真に偉大なクルマ
各車のスペック
番外編:ご予算3万5000ポンド~25万ポンド(475~3395万円) ユーズドGTモデル5選

EV最高のドライバーズカー

快適性と視認性、洗練と品質、そして程よい豊かさという意味では今回集まった3台のなかでポールスターがベストの存在であり、決して期待を上回るほどではないかも知れないが、ステアリングを握っても高級大型GTに望むパフォーマンスとハンドリング性能を十分味わわせてくれる。

そして、それこそがタイカンの備えるすべてでもあるのだ。

ポルシェではブレーキ操作によって回生発電を行っており、オフの際のペダルフィールには若干改善の余地が感じられるが、それでも見事な仕上がりであることに変わりはない。回生発電無しで300km以上の航続可能距離を確保することは難しい。
ポルシェではブレーキ操作によって回生発電を行っており、オフの際のペダルフィールには若干改善の余地が感じられるが、それでも見事な仕上がりであることに変わりはない。回生発電無しで300km以上の航続可能距離を確保することは難しい。

最初にこのクルマに乗り込んだ時には、どうやったらこれほどコンパクトに感じさせることが出来るのかと思うだろう。

極端に低くセットされたシートと低いスカットルが一見スポーティさを感じさせるが、このクルマの車重は2.3tにも達している。

だが、決してそれほどの重量があるようには感じられない。

運転してみても車重を感じさせないのは、この極端に低くセットされたシートが、2基の電気モーターへと電力を供給しているバッテリーの上ではなく、その真ん中に置かれていることが理由なのかも知れない。

まさにこれが他の誰でもないポルシェ初の電動モデルであり、考え得るEV最高のドライバーズカーを創り出すというのが彼らの目的だったのだ。

パフォーマンスとハンドリングの両面で、639psを誇るAMGを上回るには、特別な何かが必要と思われたが、それをこのタイカン・ターボSは見事にクリアしている。

信じられないかも知れないが、このクルマは驚くべき速さを備えている。

 
最新試乗記

人気記事