【夢に描いた2ドアクーペを現実に】シトロエンDSクーペ・グラン・パレ 前編

2020.05.02

ドアから後ろのボディはFRPで一新

DSグラン・パレはリアデッキが長く伸びるが、コンパクトなグラスエリアを生み出すために、必然的に生まれたもの。新たに造形されたボディデザインは、オリジナルと完璧なマッチングを見せている。

デザインが決定すると、クリストフが1968年製のDS21キャブレター・サルーンからクーペへとコンバージョンさせる作業を進めた。フロントフェンダーから後ろのボディパネルは、グラスファイバーで完全に作り直されてある。

シトロエンDSクーペ・グラン・パレ
シトロエンDSクーペ・グラン・パレ

新しいボディは、1963年に導入されたスチール製のフロントエンド部分と結合。ドアもスチール製の補強材入りで10cm延長し、グラスファイバーで造形してある。

ドアヒンジとキャッチャーは、作りの良い現代的な部品を用いている。ゴドフロイは、ドアが閉まる時のドシンと重みのある質感に、誇りを感じている。

ボディを支えるシャシーも補強され、サイドシルも強化。ドア開口部の後ろ部分には、スチール製のA型フレームが入り、ボディ中央とルーフを支持する。長いトランクリッドのクロージングパネルも、スチール製だ。

グラスエリアはオリジナルのDSより低められ、形状はまったく新しい。フロントピラーとリアピラーは強度が高められ、ルーフの内側にはボディ剛性を高めるため、鋼管フレームが仕込まれている。

この続きは後編にて。

 
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