【最高の小型ハッチバックを探せ】スーパーミニ・メガテスト 勝利のカギは全方位の魅力 3位〜1位 後編

2020.05.17

サマリー

ルノーとプジョー、そして日本に再上陸するオペル(ヴォクゾール)のニューモデルが出揃ったタイミングで、スーパーミニのメガテストを行いました。新型ヤリスが間に合わなかったのは残念ですが、その結果は興味深いものです。

もくじ

理由は明らか
ハンドリングがすべて
すべてのひとにおススメ
各車のスペック

理由は明らか

そして、最後に登場するのがフィエスタだが、このクルマを勝者だとする理由はお分かりだろう。

それでも、ケルンの工場で生産されているこの控え目なプライスタグを掲げた何の変哲もないハッチバックに、どうやったらライバルたちを大きく凌ぐハンドリング性能を与えることが出来たのかと驚かずにはいられないのであり、すでにこうした状況が数十年も続いているのだ。

フィエスタのキャビンに魅力は感じられないが、ギアシフトは素晴らしい。
フィエスタのキャビンに魅力は感じられないが、ギアシフトは素晴らしい。

(少なくとも読んだことがある限りでは)前回つまらないハンドリングのフィエスタが登場したのはわたしが中学に入ってまだそれほど時間が経っていない頃のことであり、そんなわたしももう40歳に手が届こうとしている。

例えもっとも平凡なスペックの現行フィエスタ(今回のテスト車両である、いくつかのオプションとフォードが誇る1.0Lエコブーストエンジンを積んだベースモデルの「トレンド」のようなクルマだ)を選んだとしても、数千ポンドも高価なプライスタグを掲げたモデルを含め、すべてのライバルを大きく凌ぐダイナミクス性能を味わうことが出来るだろう。

だが、このフィエスタは小さなホットハッチを目指しているわけではなく、単に他より優れたハンドリングのモデルであるというだけだ。

ショックを吸収する際にはまるでゴムのような何かが挟まったようなフィールを感じさせ、縦方向のボディの動きではやや硬さが見られるが、ダンピング性能そのものは素晴らしく、その結果、全般的な快適性を確保することに成功しているこのクルマのどこにフォードが開発予算を投じたのかは明らかだ。

 
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