【詳細データテスト】 フォード・クーガ モーター制御に経験不足が明らか スポーツサスの乗り心地にも不満あり

2020.07.04

サマリー

フォーカスのシャシーをベースに、より実用性の高いSUVを仕立て、プラグインハイブリッドも搭載。走りも経済性も優れる、勢力図を書き換える一台では、と期待しましたが、電動系の制御には経験不足が明らかでした。

もくじ

はじめに
意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆
内装 ★★★★★★★☆☆☆
走り ★★★★★★★☆☆☆
使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆
操舵/快適性 ★★★★★★★☆☆☆
購入と維持 ★★★★★★★★★☆
スペック
結論 ★★★★★★★☆☆☆

はじめに

お気づきだろうか、フォードが好調だということを。

たしかに彼らは、欧州で大規模なリストラを敢行中だ。英国では、ブリジェンドのエンジン工場閉鎖にピリピリした空気も漂っている。


また、研究開発コスト合理化の一環として、電動化や自動運転の分野でフォルクスワーゲングループとの共同開発を行っている。財政は緊縮され、ビジネスの先行き不透明感も否定できない。

だが、ここはそうした経済ニュースのような話題でなく、ドライバー目線でクルマを評価するロードテストのページだ。そうした観点で語るなら、フォードはものごとをじつにうまく運んでいる、ということになる。

最新のフィエスタは、キャビンの雰囲気に見るものを圧倒するところはない。だが、ことハンドリングに関していえば、このクラスで抜きんでた存在だ。

2018年に登場した4代目フォーカスも同様だ。ベースグレードでさえ、正真正銘のホットハッチさえ凌ぐほどの運動性でドライバーを魅了する。おそらく、その点では1998年に世界を驚かせた初代さえ凌ぐだろう。

そして昨年、フィエスタがベースのコンパクトSUVで、プーマの名跡が復活した。その名に恥じないドライビングの楽しさは、数多くのライバルを寄せ付けない。

そこにきて、今回の新型クーガだ。旧型のセールスを上回っていた日産キャシュカイやフォルクスワーゲン・ティグアン、プジョー3008などのシェアを奪うべく投入されたモデルだ。

エクステリアのデザインはソフトになり、室内は広さを増し、マイルドとプラグインのハイブリッドを設定して経済性も高めた3代目クーガ。はたして、セグメント内のランキングを大きく変えることはできるのだろうか。

 
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