【インテリアとボディ・デザイン】日産ジューク(4) 日欧の趣向の違い 長期テスト

2020.07.05

サマリー

日本でもヒットした初代日産ジュークですが、欧州では新しい2代目が登場しています。人気のコンパクト・クロスオーバー市場の中で、日産ジュークだけの個性とは何なのか、長期テストで確認していきます。

もくじ

積算6070km 改善したインテリアデザイン
8本も付いたボーズ製スピーカー
積算6635km ブランド内のデザインの類似性
テストデータ

積算6070km 改善したインテリアデザイン

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
英国の日産へ、新しいジュークの目標は何だったのか尋ねると、インテリアの改善も回答の1つに含まれるだろう。発売当時、欧州のデザイン部門のボス、 アリステア・ウィーバーへ質問したことがある。

インテリアの品質が「数レベルは向上しています」 と話していた。初代より遊び心は抑え気味にしつつ、より熟成が進んだデザインが目指されていた。

日産ジューク・テクナ1.0 DIG-T 117(英国仕様)
日産ジューク・テクナ1.0 DIG-T 117(英国仕様)

センターコンソールやインフォテインメント・システムなどを新旧で比較してみると、確かにその違いがわかる。今は必須アイテムの大型モニターが備わり、モニター周辺の操作系はシンプルになっている。

エアコンの操作スイッチ類も同様だ。プラスティック製部品の質感自体も、明らかに向上している。一方で、セアト・アローナやルノー・キャプチャーなどと同等かと聞かれると、即答はしにくい。

筆者の考えでは、このインテリアに対する不満は日産のモデルだけでなく、日本車全体にいえる部分だと思う。車内に用いる素材へのアプローチが、欧州ブランドのクルマとは異なっているようだ。

タッチモニターやスイッチ類のデザインにも当てはまる。グラフィックの雰囲気は1990年代から進化を感じられない。マップやオーディオ、カメラといったメニュー項目も代わり映えしない。しかし、操作しにくいかといえば、そんなこともない。

 
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