【すべてが先代以上】最新8代目 フォルクスワーゲン・ゴルフGTIへ試乗 前編

2020.08.13

サマリー

いよいよホットハッチの雄、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIが公道へ降り立ちます。専用のエンジンとシャシー・セッティングは、8代目ゴルフの魅力をどこまで高めているのでしょうか。英国編集部がドイツで評価しました。

もくじ

44年目を迎えるゴルフGTI
GTIを主張する新鮮なフロントマスク
ライバルと並ぶと控えめな245ps
エンジン以上に好印象なシャシー・システム

44年目を迎えるゴルフGTI

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIの発売が始まってから44年が経つ。初代が登場したのは1976年。当初から後継モデルへと受け継がれる、基本レシピを完成させていた。

ゴルフのシンプルなスタイリングはそのままに、動的性能を大幅に引き上げた、特別なクルマだった。ありきたりな表現だが、ホットハッチのアイコンと呼ぶに相応しいモデルだと思う。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(欧州仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(欧州仕様)

最近のフォルクスワーゲンにとって「GTI」はゴルフを超え、高性能なハッチバックを示す代名詞にもなっている。読者の関心も強いであろう、そんな最新のGTIが、2020年末に英国へ上陸する。

8代目となるゴルフGTIに搭載されるのは、先代から引き継がれる2.0Lの直列4気筒ターボ。EA888型と呼ばれるユニットで、最新のGTIに向けて改良を受けた。最高出力は245psで、先代のGTIパフォーマンスと同じパワーを得ている。

シャシー周りにも手が入り、電子制御のビークル・ダイナミクス・マネージャー(VDM)を採用。アダプティブ・ダンパーを含む、複数のシャシー・コンポーネントをネットワーク化し、従来以上に高速で制御する。

プラットフォームは7代目同様にMQB。技術的には、全面的な改良が施されている。

まずは見た目から触れていこう。標準のゴルフと比較すると、デザイン的な違いは先代以上に強い。フロント周りは特に顕著で、バンパーに内蔵される、片側5灯の六角形フォグランプが特徴だろう。

 
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