【2台の独コンパクト】BMW 1シリーズ、アウディA1 370万円の新型ハッチバック、走りの違いは?

2020.08.13

サマリー

昨年フル・モデルチェンジされたBMW 1シリーズ、アウディA1。ドイツの人気小型車を比較しましょう。A1は1.5L 直4の「35」。BMWは1.5L 直3の「118i」。同じ価格帯ですが、走りは随分違いました。

もくじ

どんなクルマ?
気筒数/リアサス形式の違い
どう違うの?
A1 直4/FFの良いところ
“リア荷重”を意識 1シリーズ
前荷重でフラットに A1
アウディ派とビーエム派
ブランドの味 コンパクトカーにも
BMW 1シリーズ 試乗車スペック
アウディA1 試乗車スペック

どんなクルマ?

text:Shigeo Kawashima(川島茂夫)
photo:Keisuke Maeda(前田恵介)

輸入車市場をリードする独車。プレミアム&スポーティ志向の牽引役かつ定番、となればアウディとBMWだろう。

両ブランドのエントリーに位置するのが、アウディA1スポーツバックとBMW1シリーズである。

新型アウディA1シリーズから「35 TFSI」を。新型1シリーズは118iを選んで乗り比べ。1.5Lエンジン+7速DCTという2台は、どんな違いがあるだろう。
新型アウディA1シリーズから「35 TFSI」を。新型1シリーズは118iを選んで乗り比べ。1.5Lエンジン+7速DCTという2台は、どんな違いがあるだろう。    前田恵介

本国デビューはA1が先行していたが、共に昨年末に日本へ導入。同時期にプレミアムコンパクトを代表するモデルの登場とあれば、「竜虎の対決は如何に?」と購入予定など皆無であっても好奇心は全開だ。

先ずは身上書比較。車体寸法は1シリーズが一回り大きい。A1に対して全長は295mm、全幅は60mm、ホイールベースは110mm長い。

車格差に相当する差があるのだが、両車ともに車体外寸は先代から大きく変わらず、1シリーズはスペース効率に劣るFR時代のプロポーションをFF化した新型車でも踏襲。

前後のオーバーハングを詰めて合理的な「FF 2BOX車」のシルエットとしたA1に比べると、リアオーバーハングが長い1シリーズはショートワゴンの体だ。

気筒数/リアサス形式の違い

編集部が選んだのはA1 35とBMW 118iという2台。

パワートレインは、ともに1.5Lターボと7速DCTの組み合わせだが、エンジン形式はA1が4気筒、1シリーズは3気筒を採用する。

新型1シリーズは、エントリークラスのFFモデルでありながら、リアはマルチリンク式サスペンション。A1よりもリアが長く、ワゴン的な外観。
新型1シリーズは、エントリークラスのFFモデルでありながら、リアはマルチリンク式サスペンション。A1よりもリアが長く、ワゴン的な外観。    前田恵介

気筒数減は燃費性能向上を主目的とするが、JC08モード燃費ではA1が約3%優れている。

もっとも、1シリーズは車重が170kg、割合にして約14%増なので、重量比の省燃費度なら上回っている。

軽い車重で最高出力/最大トルクともに勝るA1が、相対的にはハイパフォーマンス志向だ。

サスペンションはフロントは両車ともにストラットを採用するが、リアサスはA1がトーションビーム(トレーリングアーム)、1シリーズはマルチリンク式を用いる。

欧州Bセグに限らずコンパクトなFF車のリアサスではトーションビームが標準的であり、FF車にもリア独立懸架を採用する1シリーズは贅沢な設計とも言える。

こういった近似や相違は、クラスセグメントやブランドキャラの表れなのである。

 
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