モーターショー

2017.03.07

フォルクスワーゲン・セドリック

フォルクスワーゲンのグループ共通プラットフォームが生んだ初のコンセプトカー。近未来、こんな乗り物が都市部の移動手段になるのだろうか。

ジュネーブ・モーターショーで公開されたのは、フォルクスワーゲン・セドリック。未来的なルックスの自動運転車両コンセプトである。

VWもモビリティ・サービスに注力

Sedricという綴りは、 “self-driving car” から来たものだ。これは従来のエンジニアリングから統合的なモビリティ・サービスに力を移していく同社の戦略を示したものでもある。

グループ内のブランド共通となるプラットフォームを初採用した本コンセプトカーは、直感的に使いこなせるインターフェイスのソリューションとして位置づけられている。

これはモビリティ・サービスのプロバイダーであるGettへの投資、カーシェアリングや配車を手がけるVWのブランド、MOIAの設立といった動きにも合致したトレンドだ。

レベル5自動運転を目指すから 車内はあたかもラウンジのよう

繭形のワンボックス・スタイルを採用したセドリックは、ラウンジのような空間に4つの座席を揃える。

リアアクスルにマウントされたモーターは136psを発揮。平滑なフロアの下に設置されるリチウムイオン・バッテリーは航続可能距離が400kmとされている。

セドリックが目指すのは、2020年以降にローンチ予定のドライバーレスの自動運転、つまりレベル5のドライビング・システムだ。ルーフの上には、このため、5つのLIDARデバイス(レーザー強度方向探知ならびに測距)を備え、7基のカメラとレーダーセンサーを搭載している。

ユーザとセドリックを結びつけるのは、ユングビルトというコントローラーで、いうなればキーレスエントリーの未来版である。ボタンを押せばクルマが呼び出され、到着までの時間を色の変化で教えてくれる。

VWグループのチェアマン、マティアス・ミュラーは、「数年のうちにセドリックの要素を用いた自動運転車両が、グループ内のブランドに登場します」とコメントしている。

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