ポルシェ、トリターボ・システムを採用

公開 : 2012.01.27 00:08  更新 : 2017.06.01 00:54

ポルシェは、パワーアップと燃費向上のため、その3.8リッター水平対向エンジンにトリターボ(3ターボ)・システムを採用する。それは、BMW Mの新しいディーゼルエンジン・モデルであるM550d xドライブと、X6 xドライブ50dで採用されたものと似た、複雑なトリプル・ターボシステムのようだ。

ポルシェの新しいこのシステムは、すでに911のトップエンドモデルのプロトタイプに搭載され、開発の最終段階を迎えている。ポルシェが出願した一連の特許から明らかにされるように、そのシステムは個々に独立した3つのターボチャージャーを使用する。そのひとつは、エンジンのローエンドでのレスポンスを良くするためにあり、それより大きな2つのボルグ・ワーナー製のターボチャージャーは従来と同じ役目を果たす。全体的なパワーを増やすのと同時に、低回転域でのレスポンスも良くしようということらしい。更には、燃焼効率をもあげるという。ウェイザックの関係者によれば、燃料をセーブするための重要な仕組みが組み込まれているらしい。

とにかく、詳細はまだ判らないが、495bhpだった出力は525bhp以上になる予定。このエンジンを搭載したクーペ・パージョンは来年始めには登場するだろう。また、911ターボだけでなく、次世代の911GT2と、GT2RSにも搭載されることになる。

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