フォルクスワーゲンe-Up

公開 : 2012.02.03 10:54  更新 : 2017.06.01 00:54

フォルクスワーゲンは、130km/hの最高速で走行可能なEVを発表する準備ができている。e-Upと呼ばれるそのモデルは、145km以上の走行が可能なEVで、1年以内には英国のショールームに現れることだろう。

その開発は事実上終了しており、プロトタイプは電気自動車としての安全性の再確認やクラッシュテストを受けているところだ

通常の3気筒ガソリン・エンジンに変わり、e-Upは80bhpの電気モーターで前輪を駆動させる。 トルクは20.5kg-mで、それは静止状態から発揮され、80km/h以下であれば、非常に活発な走行が味わえる。0-100km/h加速も14秒以下と発表され、最高速度は130km/hでリミッターが作動するようになっているという。

家庭用充電器で完全な充電までは8時間がかかるが、業界標準の急速充電ソケットも備えているという。キャビンの床の下に縦方向に搭載される、およそ250kgの重さの18.7kWhのリチウムイオン電池によって電源は供給されるが、この電池は10年後でも80%の充電率を保持する。

残念ながらe-Upは標準モデルよりも200kg重い。しかし、その内部やラゲッジ・スペースはUpと同一だ。

価格は「非常に政治的なものとなろう」と関係者は述べている。e-Upは高価にしたくはないが、企業として赤字生産はしたくないというのが本音だろう。

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