プジョー208GTi、ジュネーブショーで発表

公開 : 2012.02.18 10:58  更新 : 2017.06.01 00:54

プジョーは、来月のジュネーブ・モーターショーでベールを脱ぐ208GTiコンセプトでホットハッチの舞台に戻ってこようとしている。この208GTiは、Autocarが去年の10月に予想したとおり、1980年代の205GTiに立ち戻るホットハッチのトップ・モデルで、プジョーがこの市場において真剣だという証でもある。

新しい208GTiコンセプトは、RCZ THP200から受け継ぐ1.6リッター4気筒ツインカム・ターボ・エンジンが搭載され、6速のマニュアル・ギアボックスと組み合わせられる。そのエンジンは、197bhpと27.7kg-mとパワー、トルクを発揮する。パフォーマンスはまだ好評されていないが、最高速は224km/h、0-100km/h加速も7.0秒以下であると予想される。GTiではない、スタンダード・モデルのトップエンドは、1.6リッターのガソリンで156bhp、26.2kg-mという値だという。

フォードフィエスタSTや、シトロエンDS3、そしてこれも2012年に登場が予定されているルノー・スポーツ・クリオがライバルとなろう。GTiはフロントが1506mm、リアが1503mmと、スタンダード・モデルに比べて36mm広いトレッドを持つ。5スポークの18インチアロイ・ホイールと、空力的な効果をもたらすリアルーフ・スポイラー備える。その他、右側にまとめられたクロームの2連エキゾースト・パイプや、ボディ下部のスポイラー、サイドシル・スカートなども標準で装備されるはずだ。また、コンセプトカーでは、フロントΦ302、リアΦ249のディスクブレーキが、赤くペイントされたキャリパーと組み合わせられている。

かつてのプジョー205GTiに敬意を評して、GTiコンセプトのロゴは、205GTiと同じようにフロントグリルとリア・クウォーター・パネルに取り付けられる。また、チェッカードフラッグを模したバッヂが、フランスのトリコロール・フラッグ、あるいは英国のユニオンジャックと組み合わされて、フロント・グリルの金属のメッシュの部分に付けられる。この2国は、208GTiがメインのマーケットとする国である。

インテリアはドライバーにフォーカスされている。フラットボトムの小径ステアリング、革巻きのギアレバー、アルミニウム製のペダル、ナッパ・レザーのスポーツシートなどが装備される。また、インストルメントパネルはLED照明のアルミニウム製だ。更に、スタンダートな208もそうだが、コンソール中央のタッチスクリーンは、インターネットとの連携がされている。

208の販売は6月から英国で始まる予定だ。プジョーは208GTiのプロダクション・モデルを公式には認めていないが、2012年が終わる前には発売が開始されるだろう。

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