リンスピード・ドック+ゴー

公開 : 2012.02.22 10:33  更新 : 2017.06.01 00:54

スイスのリンスピードは、ドック+ゴーというコンセプトカーを来月のジュネーブ・モーターショーで発表する。リンスピードは、この新しいコンセプトカーが、EVの走行距離問題に関する不安を解決することになろうとコメントしている。

スマート・フォーツー・エレクトリック・ドライブをベースとしたこのモデルは、リンスピードでは「バックパック・オン・ホイール」と呼んでいる背中にしょった分離できるトレーラー部分が特徴だ。このトレーラー部分には、内燃機関を搭載することも可能だし、バッテリーや燃料電池といった走行距離を増やすものを搭載することもできるという。

このパックパックはフォーツーのリア・ホイールを駆動することになるので、フォーツー・エレクトリック・ドライブの走行距離を増やすことが可能となる。

ドライバーが短い距離を走るのであれば、バックパックは取り外すことができる。そして、フォーツー・エレクトリック・ドライブは通常の電気自動車として走ることとなる。

リンスピードのクリエーター、フランクMリンダーネッヒは、この走行距離を増やす仕組みを「ヴァリオ・ハイブリッド」と呼んでいる。補助バッテリー入りのドッグは、使用しないときは家においておけばいい。

トレーラーは、色々な使い方に対処するために様々なサイズとスタイルが用意される。例えば、ピザのデリバリー・ドライバーのための温かいボックスであったり、ゴルフやキャンプのためのギアを積むためのものであったり、と。

また、どんなバッテリーパックでも、屋根の上の太陽電池パネルでリチャージすることができる。

ちなみに、このコンセプトは、スマート・フォーツー・エレクトリック・ドライブをベースに構成されているが、そんなクルマにも付けられるという。

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