海外ニュース

2012.07.11

TVR生産再開を断念

TVRスポーツカーのブランド名の所有者は、生産を再開することを断念した。ウィーンに拠点を置くロシアの投資家、ニコライ・スモーレンスキーは、様々なプロトタイプを開発することに年月を費やしてきたが、顧客が満足するようなクルマを作り上げるにはコストがかかりすぎるとAUTOCARに話した。

彼は、今後、携帯用の風力タービンという新しいベンチャーにその名前を使用する予定だ。

2004年にスモーレンスキーは1500万ポンド(18億4000万円)で、ブラックプールに拠点を置くTVRを買収し、2006年まで生産を行った。その後、財政的困難の中スモーレンスキーは会社をオーストリアに移し、3台のプロトタイプを作成した。

「400bhpのコルベットLS3エンジンを搭載したタスカンMk2コンバーチブル、BMWのV8ツインターボ・ディーゼルを搭載したサーブラウ、そして100kWのモーターを搭載したGT350という3台を作成した。クルマ自体は完成したが、コストが高くつきすぎた。その結果、10万ポンド(1,200万円)から20万ポンド(2,400万円)という価格で販売しないと採算がとれないという結果になった。しかし、その値段はあまりに高いことはわかっていた。」

ケータハムとクルマの供給およびオペレーションで合意する寸前までいっていたのだが、スモーレンスキーにはクルマを売って収益をあげるという感覚が欠如していたようだ。

スペアパーツは、TVRパワーを通して買うことがまだできる。今のところ、スモーレンスキーはTVRの名前を売ることは考えていないが、提案は受ける準備があるという。

「いろいろな人が時々連絡をしてくる。しかし、新たなTVRの計画には、かなりの収益を見込めないと駄目だ。」と。

 
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