ロールス・ロイス・レイス

公開 : 2013.03.05 18:30  更新 : 2017.06.01 01:48

新しいロールス・ロイスレイスは、これまでにこの英国のメーカーが造った中で最も強力なモデルだ。

そのフロントに搭載されるV12エンジンは、624bhp、81.6kg-mのパワー、トルクを発揮し、0-100km/h加速4.4秒をマークする。

ロールス・ロイスの社長、トルステン・ミュラー・エトベシュによれば、「新しいブランドを構築するためのヒントが詰まったモデルであり、ドライビング・エクスペリエンスとパフォーマンスを約束するモデルである。」という。

レイスはゴーストよりも183mm短いホイールベースを持ち、130mm短く、リア・トレッドが40mm広く、43mm低い。

ボディ・ロールを最小限に抑え、コーナリング時のフィードバックをより明確にするため、サスペンションは固められている。また、ステアリングの重さも、高速ではより重く、低速ではより軽くなるようにセッティングされている。

トルステン・ミュラー・エトベシュは、レイスをスポーツGTとは見ないで欲しいと語っている。「レイスは、ブランドの新しい魅力を伝えるモデルで、いままで以上に若い層にアピールするモデルである。しかし、空気のようなベッドにのっているような乗り心地は、ロールス・ロイスのDNAとして受け継がれている。」と。

新しい技術は、衛星ナビゲーション・システムとGPSマップを使い、ZF製の8速オートマティックのギアを予めセレクトするという仕組みが組み込まれている。これは、将来的にはBMWにも使われる予定だと、関係筋は語っている。

エクステリア・デザインのヘッド、ジャイルズ・テーラーは、「スピード、パワー、そして機敏性」を表現したという。デザイン・ハイライトは、深いフロント・グリルと、ワイドなリア・トラック、大きく傾斜したリア・スクリーンだという。また、ツートーン・カラーを選択することをロールス・ロイスは推奨している。

インテリアはファントム・グレードのウッドが使われる。また、ファントム以外のモデルでは初となる1340のランプを埋め込んだスターライト・ヘッドライナーが採用さえる。

デリバリーはこの秋からで、価格は215,000ポンド(3,040万円)からとなる。
 
 
ジュネーブ・モーターショー特設ページ

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