プジョー108、デビュー

公開 : 2014.03.05 20:35  更新 : 2017.06.01 02:13

7月からの販売が予定されているプジョー108がジュネーブ・モーターショーでデビューした。

この108は、超効率的な3気筒エンジンに840kgというボディ重量が組み合わされたモデル。トヨタ・アイゴとシトロエンC1と共にチェコ共和国のTCPA(トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル)のコリーン工場で生産が行われる予定だ。

全長は3470mm、全幅は1600mmで、3ドアと5ドアの2つのボディが用意される。また、ファブリック製の電動ルーフは、幅が800mm、長さが760mmという大きな開口部を持つ。

新しいプジョー108は、旧モデルとなる107に対し、より高級志向で、洗練されたデザインを持つ。テール・ランプにはライオンのエンブレムが与えられ、ヘッドランプとフロント・グリルはプジョー308と酷似したデザインのものが採用された。テール・ゲートはシングルピースのガラス製だ。

インテリアはジュネーブ・モーターショーでのワールド・プレミアまで明かされないが、プジョーは「大きなプレミアム・カーのような感じがする」とコメントしている。

スピードメーター・ハウジングは調整可能なステアリングのコラム部に取り付けあれ、回転計とLCDスクリーンを持つ。また、オプションとして7インチのタッチ・スクリーン・インフォテーメント・システムが採用され、キーレスエントリーと、プッシュボタンのスタート・スイッチ、エアコンも装備される。このタッチ・スクリーンは、Android、Windows Phone、ブラックベリー、そしてiPhoneと連携が可能だ。電話はタッチ・スクリーンで掛けられ、クルマが動いている時でも、ナビゲーションとインフォテーメント・アプリの操作が可能となっている。

エンジンは68bhpを発揮する1.0ℓの3気筒。CO2はスタンダードなVTiバージョンでは97g/km、より効率的なe-VTiバージョンでは88g/kmとなる。また、より強力な82bhpの1.2ℓ3気筒も用意される。こちらのCO2排出量は99g/kmだ。トランスミッションは5速マニュアルまたは5速オートマティックが組み合わせられる。ディーゼル・エンジンはEU6に対応するためにはコストが高いため、用意はされない模様だ。

サスペンションは、フロントがマクファーソン・ストラット、リアがシェイプド・チューブというレイアウト。電動パワー・ステアリングと6つのエアバッグはすべてのモデルに標準となる。

新しい108は、アクセス、アクティブ、アルーレという3つのトリム・レベルが用意されている。ホイールはグレードに応じて14インチ、または15インチがセットされる。ABS、電子制御のブレーキ・フォース・ディストリビューションと、スイッチャブルESP、そして速度リミッターは標準で装備される。オートマティック・ライト、リアビュー・カメラはオプションとなる。

▶ 2014 ジュネーブ・モーターショー

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