第3世代のスマート・フォーツー

2014.06.05

第3世代のスマート・フォーツーは、今年10月のパリ・モーターショーでワールド・プレミアを果たし、来年初頭に発売されることとなるが、その最終テストがアルプス山脈を舞台に行われている。

スマートの社長、アネット・ウィンクラーは、スマートの損失をストップさせ、長期的に収益があがるように計画をしている。それは、親会社であるメルセデス・ベンツから独立した独自の収支を持つということでもある。

C453というコードネームで開発が進められている新しいツーフォーは、来るべき第2世代のフォーフォーおよび第3世代のルノー・トゥインゴと共同で開発されたモデルであり、ルノー・トゥインゴはすでに今年3月のジュネーブ・モーターショーでデビューを果たしてる。この3つのモデルの開発は、ルノーが行っており、すべてリア・エンジン、リア・ホイール・ドライブという特徴を持つ。それぞれ、そのホイーベースや全長、サスペンションの堅さは異なるが、安全性に関しては大きく向上しているという。

もっとも顕著なのがそのスタイルだ。ユーロNCAPの歩行者保護の基準を満たすために、第2世代で特徴的だった1ボックス・シルエットは、第3世代では2ボックス・スタイルとなっている。よりはっきりとしたボンネットと、傾斜の強くないウインドスクリーンが特徴でもある。ただし、スマートのアイデンティティであるフロント・エンド・スタイルと、剥き出しのトリディオン・セーフティ・シェルは受け継がれる。

サイズは全長が2965mm、全高が1540mmと既存のモデルと大きく変わりないが、その幅に関しては100mmほどプラスされた1660mmとなっている。

その結果、街中での低速時でも、オープン・ロードでの高速時でもハンドリングが大きく向上しているという。とりわけ、大きくなったフットプリントのお陰で、コーナリング・スピードは劇的にアップしているとのことだ。更に、広いトレッドは高速での安定性を増すことにも寄与している。

ホイール・トラベルも増やされ、ダンパーのセッティングも新たに行われた結果、乗り心地の向上と、バンプを超えた際の垂直方向のピッチの減少も実現している。

また、今回、第3世代のフォーツーには電子制御の機械式パワー・ステアリングも装備された。

ウィンクラーによれば、新しいフォーツーは、現行モデルよりも1.2m小さい7.5mの最小回転半径を持つという。

エンジンは、ルノー製の1.0ℓ3気筒ガソリンで、ノーマル・アスピレーションは71ps、ターボが81ps。106psのブラバス・バージョンはモデル・サイクルの後半に追加されることとなろう。ギアボックスは、標準が6速マニュアル、オプションが7速のデュアル・クラッチだ。

新しいフォーツーには、これまでと異なりディーゼル・エンジンの設定はない。しかし、EVモデルは計画されているようだ。

 
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