メルセデス・ベンツSLK、フェイス・リフト

公開 : 2015.04.10 22:50  更新 : 2017.06.01 02:10

メルセデス・ベンツSLKが、2015年モデルのアップデートとして、ユーロ6対応の4気筒エンジンとオプションの9速オートマティック・トランスミッションを搭載する。この変更は、2016年前半にSLKに代わる2シーター・スポーツとして登場するSLCにも引き継がれることと予想される。

エントリー・レベルのSLK200のM217型エンジンは、2.0ℓ4気筒ターボのM274型に変更される。パワーは184psと変更ないが、トルクは3.0kg-mアップした30.6kg-mとなる。標準の6速マニュアルとの組み合わせで、燃費は2.0km/ℓほど改善された17.6km/ℓとなり、0-100km/h加速も0.4秒速くなった6.9秒となる。

従来のSLK250はSLK300というモデルに変更される。エンジンはSLK200に搭載されるM274型だが、より高いチューニングが施されている。パワーは42ps上昇した245psとなり、トルクも6.2kg-mアップ37.7kg-mという値だ。このモデルには標準で9速オートマティックが装備され、0-100km/h加速は、SLK250よりも0.8秒速い5.8秒という値を持つ。燃費は2.8km/ℓ向上した17.2km/ℓだ。

ディーゼル・モデルのSLK250dも、新たにSLK250CDIとなった。キャパシティ自体はSLK250dと同じ2.2ℓの4気筒ターボだが、搭載されるOM651型ユニットは、204ps、51.0kg-mにまでチューンナップされる。他のディーゼル・モデルは、6即マニュアルが標準、7速オートマティックがオプションという設定だが、このSLK250CDIは9速オートマティックが標準になる。燃費は1.9km/ℓ向上した22.7km/ℓとなり、0-100km/h加速も0.1秒短縮した6.6秒という数値を得る。

この3つのモデル以外のラインナップについては変更がない。306psの3.5ℓV6を搭載するSLK350や、420psの5.5ℓV8を搭載するSLK55 AMGが引き続き生産される。

この他、2015年モデルには、新しいLEDデイタイム・ランニング・ライトや、アップデートされたインフォテーメント・システムを装備する。また、オプションのセーフティ・システムとして、アテンション・ベルト、ブラインド・スポット・アシスト、衝突防止ブレーキ、レーン・キーピング・アシストなどが用意される。

関連テーマ

おすすめ記事

 

メルセデス・ベンツ SLの人気画像