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お騒がせモデル、中国版イヴォークが正式発売

2015.07.22

ランドウインドX7というレンジローバー・イヴォークのそっくりさんモデルが広州モーターショーで登場したことは以前お伝えしたが、そのX7がいよいよ来月より中国で発売されることが決定した。

ジャガー・ランドローバーのCEO、ラルフ・スペッツは、このランドウィンドX7について「未だに中国でこういったコピー商品が登場してくることにがっかりしている。国際的ルールからしても明らかに違法だし、われわれの収益にも影響を及ぼすだろう。」とコメントしている。

しかし、こういった偽物を堂々と発表する土壌がある限り、中国における知的所有権について、多くのメーカーが疑問を持つところであり、今後の中国市場参入に少なからずの影響を与えることであろう。

ちなみに、このランドウィンドX7は、いすゞロデオをベースとしたものだが、ユーロNCAPの衝突テストにおいて一つの星も獲得できず、安全性が皆無であることが証明されている。価格は£14,000(260万円)と、本家のイヴォークの£40,000(740万円)よりも遥かに安い価格だが、合皮と柔らかいプラスティックを使用した内装などは比べ物にならない。また、イヴォークがエントリー・モデルでも240psのエンジンに9速オートマティックを組み合わせているのに対し、明らかにパワー不足な190psの2.0ℓターボに6速マニュアルまたは8速オートマティックという組み合わせである。唯一、イヴォークに勝つところがあるとすれば、インフォテーメント・スクリーンのサイズが大きいということだろうか。

「ジョイント・ベンチャーである奇瑞汽車(チェリー自動車)とタッグを組んで中国でレンジローバーを浸透させたいと考えている矢先に、このように明らかな模倣モデルが出てきてがっかりしている。決して起こるべきでない事態だ。」とスペッツ。

「これからは奇瑞汽車(チェリー自動車)とも公式に連絡を取り合い、どうしてこのようなことが起こったのかを調査する予定だ。何度も言いますが、これは異常な事態であり、われわれ(ランドローバーとチェリー自動車)にとっても決して気分のいいことではない。」と語った。

ランドウインドは、長安汽車と江陵(こうりょう)モータス・コーポレーションとのジョイント・ベンチャーによって作られた自動車会社だ。

長安汽車は中国国内のトップ4にあたるメーカーであり、1年に200万台の自動車を生産している。フォードやPSA、スズキともタッグを組むメーカーでもある。

また、ランドウインドは更にCV9なる名の、ヴォグゾール・フロンテーラに酷似したモデルも販売し、こちらはヨーロッパ内でも購入できた。X7同様、ユーロNCAPクラッシュ・テストでのあまりの成績の悪さに、現時点では販売が強制的に停止させられているが……。


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