ヴォグゾールGTコンセプトのインテリアを公開

公開 : 2016.02.19 22:10  更新 : 2017.06.01 01:37

オペル-ヴォグゾールは、全く新しい2ドア・クーペ・コンセプトであるGTコンセプトを3月のジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを行う予定だが、エクステリアに続いて、今回はインテリアが公開された。

そのサイズやメカニカルなパーツはマツダMX-5と似ているが、フィクスド・ルーフと、流れるようなラインが特徴である。また、ドアの取っ手やバック・ミラーなどのないアバンギャルドなアピールを持っている。

メカニカル的にはもちろん現代的なクルマであるが、ロング・ノーズ、ショート・デッキという古典的なリア・ホイール・スポーツのセオリーにのっとってデザインされている。

エンジンは、146psを発揮するヴォグゾール製の1.0ℓ3気筒で、パドルシフトを備える6速シーケンシャル・ギアボックスによってリア・ホイールを駆動する。

ヴォグゾールのチーフ・デザイナーであるマーク・アダムズによれば、このGTコンセプトのデザインは、ヴォグゾールVXRとオペル・エクスペリメンタルGTの影響を強く受けているという。また、1963年に登場したメイコ・シャークIIのも影響されているという。

カタチだけの単なるコンセプト・モデルではなく、既にロードゴーイング・カーとして完成しており、重さは1000kgを切る。また、0-100km/hは8秒以下、最高速度は200km/hを確保しているという。

オペルの社長はこのGTコンセプトの生産については一切言及していない。スポークスマンによれば、詳細このクルマを生産するかどうかの前に、一般の反応を集める必要があるとしている。また、現時点では、フロント・エンジン、リア・ドライブというプラットフォームをオペル-ヴォグゾールは持っていない。

しかし、オペル-ヴォクゾールについては、1960年代にオペルGTというスポーツカーを作っていたこともあるし、1990年代にはベクトラのエンジンを搭載したロータス・エリーゼの兄弟車、ヴォグゾールVX220/オペル/スピードスターを生産したこともある。更に、最近ではボンティアック・ソルスティスを2代目オペルGTとしてデビューさせている。


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