400psのゴルフGTIを、VWの実習生グループが発表

公開 : 2016.05.06 22:50  更新 : 2017.06.01 01:31

フォルクスワーゲンの実習生たちが400psを発揮するゴルフGTIを発表した。“ハートビート” と名付けられたこのモデルは、今週開催しているヴェルターゼ・チューニング・フェスティバルで公開中である。

20歳から26歳という12名の研修生からなるチームが、今回のワンオフ・モデルを作り上げた。9カ月を要した開発期間中、ベース・エンジンとなるGTIパフォーマンス・パックの2.0ℓターボ・ユニットには大きな改良が加えられた。メカニカル面とソフトウェア面のアップグレードを適用したうえ、ピークパワーを168psも増やし、ゴルフの最速モデルであるクラブスポーツSの最高出力310psを上回ってみせた。

車高を落としたサスペンションと、BBSの20インチ・アルミホイールで足回りを硬め、エクステリアはグレイのツートーンでアグレッシブに決めた。驚くことに1360Wのサウンド・システムも搭載しているという。

実は400ps級のゴルフは、過去にもわれわれの目に触れたことがある。2014年の北京ショーで発表されたR400コンセプトは、生産化の期待があったにもかかわらず、陽の目を見ることはなかった。

今回の発表には、もう一台の主役が存在する。写真の赤いモデルは、4WDのゴルフRエステートをベースにしたもので、バリアント・パフォーマンス35という名前を与えられた。こちらは、ザクセン州にある同社のエステート専用工場に勤める実習生の作品。2.0ℓエンジンの出力は350psまで高められている。

バリアント・パフォーマンス35にも高出力サウンド・システムが与えられ、2500Wのアウトプットに対応する12スピーカー・システムが採用された。

なお、ヴェルターゼ・チューニング・フェスティバルでは、ニュルブリクリンクのFF車最速ラップを更新したゴルフGTIクラブスポーツSも、デモンストレーション走行を行っている。


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