アウディ、オートマティック・ギアボックスに不正か

公開 : 2016.11.15 04:40  更新 : 2017.06.01 00:34

カリフォルニア大気資源委員会(CARB)の発表が事実であるなら、アウディはオートマティック・ギアボックスのソフトウェアに不正を施し、エミッションを調整していた疑いがあるという。

親会社であるフォルクスワーゲンのエミッション・スキャンダルがまだ冷めやらぬ状況下だが、アウディのオートマティック・ギアボックスは、エミッション・テストが行われる状態、つまりステアリングがまっすぐな時にのみソフトウェアがエミッションを調整していたのだという。

オートモティブ・ニュース・ヨーロッパによれば、この”ダイナミック・シフト”ソフトウェアは、テスト時にベストなエミッション値がでるようにシフト・パターンを変更する仕組みが組まれていたのだという。このトランスミッションは、ヨーロッパおよびアメリカで販売されたガソリン・エンジン・モデルとディーゼル・エンジン・モデルに装備されていたという。

アウディは、申し立てを行い、ドイツ連邦自動車運輸局(KBA)に必要な説明をした上で、技術情報をKBAに提供したと、AUTOCARに答えている。

現在、その詳細はCARBを始めとするアメリカの監査機関と調査中で、それが終了しないとコメントはできないとしている。

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