ルノー・スポールF1チームと共同開発 インフィニティQ60ブラックS

公開 : 2017.03.03 18:00  更新 : 2021.06.24 12:36

インフィニティはQ60ブラックSというコンセプト・モデルをジュネーブ・モーターショーで公開する。

ルノーF1にインスピレーションを受けたエネルギー回生装置を搭載

このインフィニティQ60ブラックSはルノーのグランプリ・チームとの共同で開発されたモデルで、トータル・パワー500ps以上を稼ぎ出すために、F1に使用されているKERSを装備する。

生産は予定されていないが、パリ南のルノーF1エンジンの本部で開発が行われた。またインフィニティのパディントン・スタジオで、デザイン・ディレクターのマット・ウィーヴァーが手がけたボディ・キットが与えられている。

エンジンのベースとなるのは、Q60クーペに搭載される400psの3.0ℓV6ツインターボで、これが500ps以上にチューンナップされるというもの。

より多くのパワーとトルクは、Q60にインスタントでラグのないスロットル・レスポンスを与えるという。

ブレーキング・システムからとエグゾースト・ガス温度からそれぞれのモーター・ジェネレーター・ユニットを通してリチウム・イオン・バッテリーに蓄えられた電力は、クランクシャフトとターボ・コンプレッサーを駆動するパワーに変換される。これはF1で使用されるのと同じ。

「われわれはF1技術との連携について真剣に考えている」と、インフィニティのグローバル・スポーツ・ディレクターであるトマーゾ・ボルビーは語っている。

デザインは、フロントおよびリア・バンパー、サイド・スカート、ボンネット、前後フェンダー、チタン・テール・パイプなどが与えられ、よりアグレッシブにリデザインされている。またホイールは専用の21インチとなる。ウィーヴァーによれば、デザインの作製は「非常に簡単だった」という。何故ならブラックSのエンジニアリングの美学を素直に表現すればいいだけのことだったという。



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