ポルシェ、2016年度の販売台数、売上高、営業利益、すべて過去最高を達成

公開 : 2017.03.17 18:30  更新 : 2017.06.01 00:26

ポルシェAGは、2016会計年度において、販売台数、売上高、営業利益、および従業員数において過去最高を達成したと発表しました。フォルクスワーゲン・グループの年次記者会見でも触れられていましたが、絶好調というところでしょうか。

営業利益は€39億(4,720億円)

販売台数は6%増の237,778台、売上高は4%増の€223億(2兆7,200億円)、そして営業利益は14%増の€39億(4,720億円)という飛躍的な伸びを見せた。特に営業利益率は、15.8%(2015年)から17.4%へと向上している。また、2016年末の従業員数は13%増の27,612人に達した。

ポルシェAGの取締役会会長を務めるオリバー・ブルーメは、シュトゥットガルト-ツッフェンハウゼンで開催された会計報告において「好調な業績は、ポルシェの戦略の質の高さを証明しており、価値創造的な成長を示します。私達は顧客の高い満足度、そして会社の堅実な利益と安定した職場のために焦点を合わせています」と語った。

財務およびIT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケは、「ポルシェは、17%を超える営業利益率によって世界で最も収益性の高い自動車メーカーの地位を維持しています。このような業績の鍵となるのが我々の独創的な製品構成と健全な費用構造です」と語り、ブルーメは、「世界各地の経済的および政治的な不確実性にもかかわらず、ポルシェは、2017会計年度の販売台数と売上高に関して安定した成長を予測しています。為替レートが安定している限り、営業利益についても前年度の業績維持に努めます。ニューパナメーラ、特にプラグインハイブリッドモデルとスポーツツーリスモによる活性化が予想されます」と続けた。

「ポルシェは、ポルシェ ストラテジー2025に沿って未来のための準備を行います。未来のモビリティにおいて、純粋に心を高ぶらせるスポーツカーと同様に新しいテクノロジーと電化にも力を注ぎます。ポルシェの伝統を重視しながら同時に未来のスポーツカーを創造します」とブルーメはコメントしている。

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