ロールスやベントレー、「死」の先にある希望 超高級車の墓場を訪ねる

2017.07.01

解体にはレストアの技術も必要?

そこで作業をしていたのは、驚くほど長きにわたりロールスとベントレーが使い続けた6.75ℓV8と、リアアクスルの専従リビルトチームだ。

面白いことに、ベースエンジンを仔細に観察すると、走行距離のかさんだものはごく少数だった。どうやらかつての持ち主たちは、特別な機会にしか使わなかったようで、ほとんどが16万kmを下回るクルマから摘出されたパワーユニットなのである。

付け加えるなら、それらは美しい造りのままで、信じがたいほど酷使されておらず、まだまだ長く使える余力が残っている。

そして、その現場を目にすれば、彼らがレストアに熟練している理由もわかるはずだ。

そこは実に魅惑的な場所だが、さらに広さもかなりのものだ。シルバークラウドの直6からシルバーセラフのV12に至るまで、数百基のエンジンが手入れの順番を待っている。

その周りにはパルテノングリルやフライングBをまとったラジエターカウル、憧れのスピリット・オブ・エクスタシーがゴロゴロしているのだ。しばし圧倒される空間である。

しかし、これだけの数の超高級車を、彼らはどうやって集めているのだろうか。

 
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