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2017.07.17

AUTOCAR英国編集部が選ぶ「いま買えるクルマ トップ50」 2017年版 トップ5

3位:アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ

ジュリア・クアドリフォリオで、最も驚かされるのはゼロ加速だ。ジュリア登場まで、アルファロメオは後輪駆動セダンを長らく造っていなかった。

V8にも、基本的に手を出していない。4Cを別にすれば、最近のモデルはスポーティさも平凡なレベルだ。

となれば、BMW M3やメルセデス-AMG C63へのチャレンジは失敗に終わりそうなものだが、そうはならなかった。

それどころか、予想以上にデキが良かったのだ。これこそアルファ、と呼べるものがついに現れた、と言えるかもしれない。とてつもなく素敵で、欠点はあっても感情的に逆らいがたい魅力がある。

その源は、ジュリアのあまりにも長くかかった開発の過程にある。

何度も白紙に戻し、主要部分の妥協はトップダウンで拒否された。フェラーリとも密接に協力し、マラネロの最先端技術も投入されている。

ポルシェにはヴァイザッハが、ルノーにはディエップが、メルセデスにはアファルターバッハがあるように、アルファにはマラネロが力を貸し、その成果がこのクアドリフォリオなのだ。

天使の羽根を思わせる軽さのステアリングは、正確さと鋭さも備える。軽く陽気なフィールは、重く神経質なドイツ勢とは対照的だ。

シャシーは打てば響くようなレスポンスを最優先事項とし、ノーズは活気いっぱいに向きを変える。

エクスムーアの狭い道でも、晴天に恵まれ、速度制限もある状況下では、パワフルな後輪駆動であることがクアドリフォリオの足枷にはならなかった。

バランスがよく、安心感があり、活気に富んでいることが、すべて一瞬のうちに感じ取れる。もちろん同時に、ブレーキの反応の鈍さや燃費の劣悪さ、触れる部分の質感やあまりにも楽観的な値付けといった欠点もある。

それでも、このジュリアの並外れた、期待以上の資質はそれらを上まわるほど魅力的だ。

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