ジャガーI-PACE「eトロフィー」 フォーミュラEをサポート 18年から

公開 : 2017.09.13 13:54  更新 : 2021.07.12 18:38

ジャガーI-PACE「eトロフィー」は、フォーミュラEをサポートするレースに参戦するためのもの。速く走るためのセッティングはもちろんのこと、EVの技術を、カスタマーにフィードバックするためのマシンなのです。

I-PACE、フォーミュラEをサポート

ジャガーは、電力で走るSUV「I-PACE」のレース版をフランクフルト・モーターショーで公開した。

開発を請け負ったのは、スペシャル・ヴィークル・オペレーション(SVO)。2018年以降、フォーミュラEをサポートする「eトロフィー」シリーズに参戦するためだという。2018/19年シーズンは、20台のマシンがフィールドに揃う。

サスペンションのセッティングにくわえ、固定式のリアサスペンションやディフューザーが、サーキットにあったものに換えられている。

数値は明らかになっていないが、ベースとなったI-PACEの場合、モーターは各車輪に設けられ、あわせて400psと71.4kg-mを生みだす。0-100km/hタイムはおよそ4秒。出力向上と軽量化が図られるため、もちろん速くなるはずである。

フォーミュラEのCEOも喜び

ジャガー・レーシングを率いるゲルト・モーゼルは「サーキットは、われわれの電力技術を示す、かっこうの場です」と語る。「I-PACEがサーキットで活躍できる日を楽しみにしています。また、つちかったノウハウをカスタマーにシェアできるよう尽力します」とも。

フォーミュラEを率いるアレハンドロ・アガグは「フォーミュラEのサポートレースを設けられたのは、これ以上ない喜びです。バッテリー技術の飛躍と、電力ならではの興奮を味わう機会が増えるのですから」と述べた。

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