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2017.11.05

ただのキットカー会社ではない英ウエストフィールド社に学ぶ 「お金の稼ぎ方」とは

世の中をかえる「乗り物」も

社員数は過去1年間で46人に倍増し、ターナーは来年さらに倍増させる考えだ。2018年に100台の自動走行ポッドを製造するという目標を達成するには労働力の増強が不可欠なのである。

スポーツカーと同じ工場で製造されるポッドは背が高く、細身で、ホイールが見えない6人乗りの乗り物だ。最高時速は32km/h、1回の充電で8時間の走行が可能である。

なぜ自動運転のポッドなのかというと、市場の規模が大きいこと以外にも、ライトウエイト・スポーツカーと自動走行ポッドに求められる技術が似通っているという利点があるためだ。

ターナーいわく、両者が採用するダブルウィッシュボーン式サスペンションを組み込んだスペースフレーム・シャシーと、樹脂製のボディはウエストフィールドが得意とする技術だそうだ。

そして、自律走行とバッテリーの技術も間もなく両方の車両に共通して活用されることになる。ブリストルを本拠地とするフュージョン・プロセッシングが開発する自律走行システムを使ったウエストフィールドのポッドは、国中で試運転されている。

例えばグリニッジの駅と水上タクシー乗り場を繋いだり、西イングランド大学の構内で使われたりしている。

「この乗り物はこれまで約800万kmの距離を走り、350万人の乗客を乗せました」とターナーは言う。「当社はグーグルなど他のどの企業よりも技術が勝っている、市場のリーダーなのです」とのこと。

今のところポッドは制御された環境下でのみ使用が認められているが、公道でも走行できるようウエストフィールドと英国政府は新たなカテゴリーの乗り物として制定しようとしている。

 
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