BMW Z4 M ロードスター/クーペ 中古車購入ガイド(3)

公開 : 2017.11.12 10:10  更新 : 2017.11.25 16:22

BMW Z4 Mの中古車 購入時の注意点

エンジン

オイルとフィルターの交換は7500マイル(12000km)ごとが望ましい。その他のサービスをきちんと受けていれば、初期のランニングイン・サービスは言われるほど重要ではない。

点検IIサービスではバルブ・クリアランスのチェックを行う。コンロッド・ベアリングの破損は12万kmを過ぎると心配だ。予防的交換のための予算が必要。

アイドリングがラフなら、アイドリング制御バルブをチェック、清掃のこと。エンジン・マウント・ボルトも要チェック。破損の恐れがある。

外装

ロードスターでは、腰をかがめて屋根のドレイン・ホールを見つけ、詰まっていないか確認すること。ワイヤー・ハンガーを使ってごみを取り除こう。

クーペの場合、トランク・リッドの裏側の腐食をチェック。腐食はトランク・リッドとリア・ウインドウの間のくぼみにたまった水が原因。

側部の事故がきちんと修理されているかもチェック。ここはZ4 Mで腐食が起きやすい場所だ。リアのセンター・ブレーキ・ライトが動作するかも要チェック(取付ねじが固すぎる場合が多い)。

内装

ドアハンドル、スイッチ類、それにドライバー・シートのサイドサポート部分がすり減っていることがある。パワー・ウインドウが正常に動作するかもチェック(レギュレーターにはトラブルが多い)。

サスペンションとブレーキ

リアのトレーリング・アームのブッシュは8万kmで劣化し始め、タイヤの偏摩耗を引き起こす。フロントのブッシュはトラブルが少ない。リアのスプリングはぽっきり折れることがあるので、太くて低いアイバッハに交換を。

だからといって乗り心地は変化しない。なにせ、最初から岩のように硬いのだ。ブレーキはフィールがないかもしれないが、アフターマーケットのパッドで変わる。標準のパッドは一般道ではよいが、サーキットでは使えない。

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