インプレッサ2代目 中古で買うなら、どの「目」? 中古車購入ガイド

公開 : 2017.11.25 17:40  更新 : 2017.11.26 00:42

英国ではどういう歴史だった?

英国では人気のないデザインのヘッドライトは、エンスージァストの間ですぐにバグ・アイ(虫の目、日本では主に「丸目」)と呼ばれるようになった。2年後、インプレッサには新しい目が与えられたが、ブロブ・アイ(ぼんやり目、日本では主に「涙目」)と名前が変わっただけだった。しかし少なくとも、エンジン・パワーは225psに向上した。

より重要なことは、WRX STIが投入されたことだ。最高出力は265psで、WRXの5速に代えて強化された6速ギアボックスを持つ。専門家はこのエンジンがベストだという。また、ステアリングもクイックになり、フロントにもLSDがついた。

2005年、バグ・アイ、ブロブ・アイの汚名をそそぐべく、スバルは満を持して第3の大変更バージョン、ホーク・アイ(鷹目)を投入した。お世辞でそう呼ばれている。

偉大な2ℓターボ・ボクサー・エンジンは、2.5ℓユニットに変更。大幅に改良されたがちょっと壊れやすいというひともいる。WRXは230ps、STIは280psである。また、ホーク・アイはトレッドが拡大されているので、直言を好むインプレッサ・オーナーはワイド・トラックと呼んでいる。

ちょっと混乱しそうだが、STI9と呼ばれる最後のブロブ・アイをもって、ベストの中のベストと考えるひとも多い。ホーク・アイのランニング・ギアと後世代の切替可能なドライバー・コントロール・センター・デフ(65%のパワーを後輪に廻すことも可能)を採用しているが、エンジンは2ℓSTIエンジンのままというのが理由だ。

これらはカタログ・モデルだが、スペシャル・エディションも数多く、代表的なクルマがRB320そしてGB270だ。価格は、完全なサービス履歴付きのバグ・アイ、ブロブ・アイのWRXが3000ポンド(44万円)からとなっているので、インプレッサは今が買い時だろう。

詳しく学んでいこう。

関連テーマ

おすすめ記事

 

中古車の人気画像