SUVのご先祖さま29台 今なお現役も 前編

公開 : 2018.01.28 11:10


ウィリス・ジープ・ステーションワゴン(1946年)

終戦前から、ウィリスはジープの大きなポテンシャルを見出していた。アメリカ市場には食い込めるニッチな分野がまだあったのだ。それは、家族全員が乗れる大きなクルマに、ジープの走破性や万能性を求めるユーザーを満足させるカテゴリーだ。そうして生まれたこのステーションワゴンは、まさに今日のSUVの出発点だといえる。後継モデルのワゴニアは1963年に登場するが、ステーションワゴンも65年まで生産を継続。その後、66年にウィリスのブラジル法人を買収したフォードは、ステーションワゴンの改修版であるルーラルを生産・販売した。

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