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2018.02.04

ルイス・ハミルトンの強さ、ライバルが語る(最終回) コリン・ブラウン 2000年フォーミュラAカート 世界チャンピオン

バイクで転倒 手首を骨折しても走る

その年のワールド・チャンピオンシップを掛けたレースは、ポルトガルのブラガで開催された。ふたりが競り合っている最中、ハミルトンのクランクシャフトが固着し、F1を目指していたクリビオ・ピッチョーネも抑え、ブラウンがチェッカーを受けることとなった。

加えて、その日のレースには、後のF1レーサーとなる、ニコ・ロズベルグ、ロバート・クビサ、ルーカス・ディ・グラッシ、ギド・ヴァン・デル・ガルデ、パストール・マルドナドなども参戦していた。

数週間後に、さらにモナコ・カートカップでブラウンは優勝をする。

「レースは熾烈で、特にわたしとルイスとの争いは激しいものでした。なにしろ、イギリス最速がかかっていましたから。しかし、彼の速さはかなりのものでした。でも、常にフェアで、熱くなりすぎることはありませんでした」

ブラウンによると、ハミルトンの意志の強さも際立ったものだった。シーズン半ばに彼はバイクで転倒し、手首を骨折するのだが、レース主催者へ自ら直訴し、ヨーロピアン・チャンピオンシップへの参戦を許されたのだ。彼は本戦で優勝している。

「パドックで彼を見たとき、『本当にレースに出るのか?』と考えたのを覚えています」と当時を思い出すブラウン。

「そしてプラクティスで、『一生懸命に頑張ることはいいことだ。でも、怪我の酷さを考えると、レースで勝つことはないだろう』と考えていました」

そして、「いよいよ決勝になると、ルイスのカートが迫ってきたのです。彼がどうやってドライブしているのかを考えてしまって、0.2〜0.3秒ほどはロスした気がします」

next page>今、もしルイスに再会することがあれば

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