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AUTOCARが望む、復活してほしい自動車メーカー(3) ハマー

2018.02.24

100字サマリー

SUVが流行っている今だからこそ、もう一度「ハマー」を、と考えるのは安易すぎるでしょうか。現代版ハマーを大胆に予想していきますが、アドバイザーのフォード元副社長は「うまくいくまい」と言います。小さな市場を大きくすることのむずかしさを痛感します。

text:Matt Prior(マット・プライヤー)

もくじ

SUVに勢いがある今ならば
今、ハマーを作るならば
H1とH2も予想してみよう
ルイス・ブースの見解:うまくいくまい

SUVに勢いがある今ならば

ブランドが終焉を迎えるときには、たいていそれ相応の理由があり、それを復活させるなどまるで大金をドブに捨てるように見えることだろう。

しかしわたしが提案するのはハマーの復活である。理由? なぜならSUVへの需要があるからだ。

ハマーの権利を大型の軍用バージョンを作っていたAMゼネラルと、民生バージョンを作っていたGMから取得できたとしよう。

少しブランドに変化を与えるべきだろうか?

ハマーや軍用HMMWV車両の通称であるハンビーという名前は戦場のイメージが強すぎるだろうか?

そうかもしれないが、代わりの名前が思いつかないのだ。結局ハンビーが良いだろう。

製造拠点としてはちょうどホールデンが生産を終えたばかりのオーストラリアが有力候補だ。ここには必要な工場があり、サプライヤーがいて技術もある。南オーストラリアはどこから行くにも不便な場所だ。北オーストラリアからでさえも遠い。しかし、だれにとっても便利な場所などあるだろうか?

結局のところ、ハンビーはプレミアム/高級車ブランドであり、その最大市場は恐らく米国、中東、ロシア、そして中国になるだろうから、いずれにしても長距離移動を強いられることになる。

加えて、輸送に掛かるコストなど、このクルマが掲げるプライス・タグに比べれば取るに足らない程のものでしかない。どこかで読んだから間違いないはずだ。

製品に関して、まずはHMMWV民生バージョンの伝統を再現するべきだろう。限られた数を手作りで生産するとして、年間の生産台数は数百台といったところだが、メルセデスGクラスの特別モデルのように価格は20万ポンドあたりに設定して、オーダーメードのオプションも数多く設定することで、採算性を確保する。

そして3つの新型モデルを設定する。

 
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