記憶にのこる「リトラ」の世界 後編

公開 : 2018.05.06 17:10  更新 : 2021.02.17 17:44

かつては羨望を集めたリトラクタブル・ヘッドライトですが、歩行者保護や常時点灯を求める法制の導入により2000年代前半に絶滅しました。今ではノスタルジーを掻き立てるアイテムにさえなったそれらの歴史を、前編に続いてひもといていきます。

AC3000ME(1979年)

1973年のロンドン・モーターショーでディアボロとして公開されたそれは、オースティン・マキシのエンジンを積んでいた。それから6年を経て、このプラスティックボディのスポーティカーはフォードのエセックスV6を積んで市販化されたのがこの3000MEだ。

しかし、この時点で既に時代遅れだった。71台を生産した時点でACの経営権は新会社に移行したが、スコットランドで30台が製造されたのみで姿を消した。

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