目の当たりにしたピニンファリーナとマヒンドラの蜜月 独占インタビュー

2018.05.12

サマリー

イタリアの伝統あるデザインハウスであるピニンファリーナは、インドの巨人と手を組み自社製ハイパーカーを発表しました。自動車メーカーになりたいという創業者の夢を実現しつつあります。その伝統にふさわしいクルマを作ることができるのでしょうか。

もくじ

ピニンファリーナ製ハイパーカー
ピニンファリーナを一流ブランドに
自社工場は必要ない
必要な技術は外部から
内燃機関は美しくない
ピニンファリーナを象徴するデザインの5車
番外編2:ピニンファリーナのインド人投資家

ピニンファリーナ製ハイパーカー

今月の初め、ローマ中心部のパラッツォ・バルベリーニで、一握りの億万長者と、その後ろにちょっと距離を置いて並んだ世界の自動車メディアの記者たちは、新しい170万ポンド(2億5500万円)のハイパーカーを初めて目にした。

17世紀に建てられた堂々たる壮大な宮殿(現在は美術ギャラリーになっている)の中で、集まった者たちは今から2年後に生産予定のクルマをほんの少しだけ見ることができた。あるいは、少なくともクルマのデジタル映像を少しばかり。ジャーナリスト連中はかなり派手なクルマだと思ったが、見た目に大いに感銘を受けた何人かの金持ちはその場でこの超高級なハイパーカーを契約した。

このクルマは、インド産業界の巨人とイタリアの名高いデザインハウスのアライアンスから生まれた。成功しそうもないように思われたが、実は理想的な組み合わせだったのだ。マヒンドラ・グループは強力な財政基盤と相応の開発技術力を持ち、一方でピニンファリーナは威信あるブランド力を持っている。

その結果、世界で最も新しいクルマのブランド、アウトモビリ・ピニンファリーナが誕生した。ほんの数日前に。まだ1台のクルマも作っていないが、すでに盤石の財政基盤とクルマ業界における90年の伝統を誇っている。

アウトモビリ・ピニンファリーナは電気自動車に特化したブランドだ。その最初のモデル、170万ポンドのハイパーカーは、ごく少数、おそらく90台程度しか製造されない予定だ。報告によれば、それに引き続いてSUVタイプのより低価格のクルマが何台か発表される。クルマの設計、製造は、北イタリアのトリノ近郊のカンビアーノで行われる。ピニンファリーナのホームタウンだ。

 

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