プロドライブ社とは何者か? 救急車からF1まで CEO語る自動車業界の今

2018.06.02

F1での経験も

彼はいう。「大手自動車メーカーでは技術開発はリスク回避型です。これでは創造的な仕事はできません。効率的で組織的ではありますが。われわれは従来のクルマをただ改良するのではありません。限界を突き破るんです」

「ここには臨機応変で創造性に富んだ技術者たちがいて、いつも短いスケジュールで仕事をします。レースでは準備がまだだといっても誰もル・マンの日程を変更してくれません。このような環境で仕事をするのも悪くありませんよ」

そうはいっても有能な若者を探し出すのはとても難しい。その分野の広い技術力が不足しているせいだけではなく、プロドライブが多くのF1チームに接しているせいでもある。「わが社の離職率は低いのですが、それでも若い才能を探し出すのは困難です。

F1は若い人には魅力的ですね。大学生が数年間、F1を目指してわれわれのところにやってきて、その後、入社することもありますよ。F1ではひとつのクルマを詳細に扱いますが、われわれは彼らに包括的な概念を教えるのです」

F1の魅力を知り尽くしているリチャーズは、F1チームのボスとして2回の経験がある。1990年代にベネトンで、その後、2000年代の初めにブリティッシュ・アメリカン・レーシング(BAR)で。BARでは2004年のコンストラクターズ選手権で準グランプリを獲得した。

 
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