メルセデスCLSと日産セドリック、意外な関係? 4ドアサッシュレスクーペの歴史

2018.06.27

日産は開放感、トヨタは安全性

セドリック/グロリアの4ドアハードトップは、その名のとおり4ドアセダンの形状ながら、リアウインドウを少し寝かせてクーペ風にし、Bピラーはドアマウント部に内蔵するもののウインドウ部にはなかった。

前後のサイドウインドウを開ければピラーのない開放感が生まれて、このスタイルが人気を呼んだ。

セドリック/グロリアのライバルたるトヨタ・クラウンは、1983年のモデルチェンジで4ドア「ピラード」ハードトップを発表する。センターピラーは存在するが、ドアサッシュ(窓枠)を廃して外観上はセドリック/グロリアと見栄えは変わらない。

トヨタは万が一の転倒時の安全性、日産は実際の開放感を取ったわけだが、どちらも人気を呼ぶ。トヨタはマークII3兄弟などにも、この手法で4ドアハードトップをラインナップしていく。

1985年、トヨタはピラーレス4ドアハードトップクーペのカリーナEDを発表。クラウンやマークIIはセダン的なフォルムだったが、このモデルは車高も低めてよりクーペ的なフォルムとなり、若い層を中心に人気を呼ぶ。

その後、マツダ・ペルソナや日産プレセア、トヨタ・カローラ・セレス/スプリンター・マリノなど、バブル期に向けて同様のモデルが登場するが、いずれも20世紀が終わるまでにはフェードアウトしていく。

スタイルは良いがリアシートは狭く乗降性も良くないとか、SUVやミニバンなどのポストセダンにクルマのトレンドが移ったことが、その要因とも言えるだろう。

 
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