メルセデスCLSと日産セドリック、意外な関係? 4ドアサッシュレスクーペの歴史

2018.06.27

ベンツデザイン革命、CLSから

2005年、メルセデス・ベンツはサッシュレス4ドアクーペのニューモデル「CLS」を発表する。トヨタや日産が4ドアハードトップを出し続けていた時代には「後席の居住性が良くない」と見向きもしなかったドイツ車メーカーが、4人乗りの大柄な4ドアクーペを送り出したのだ。

ところが、これが世界的にヒットする。

日本では、ベースとなったEクラス・セダンからCLSに乗り替える層も少なくなかった。

メルセデスの成功を、ライバルは黙ってみているわけがない。アウディはA5やA7(正確には5ドアクーペだが)、そしてBMWも6シリーズ・グランクーペを発表する。

アストンマーティン・ラピードやフォルクスワーゲン・アルテオンなども、同様のモデルと言えるだろう。メルセデスも弟分のCLAをラインナップした。

2ドアのスタイルは美しいが実質的にはふたり乗りだし、助手席シートバックを前に倒してひとや荷物を載せるのは面倒。プラットフォームの進化などで、かつてより衝突安全性は高まっているから問題ない。

こうして、美しさと実用性を兼ね備えた4ドアサッシュレスクーペは、世界的に完全な市民権を得た。

ブームを復活させたメルセデス・ベンツのCLSクラスは、3代目にフルモデルチェンジして日本に導入された。今や、「メルセデスのデザイン革命はCLSから始まる」と言われるほど。その美しい基本フォルムは初代から変わらないが、5人乗りとして実用性を増し、ディーゼルや新世代エンジンを搭載した。

日本でも世界でも、CLSは4ドアクーペのトレンドセッターとして人気が続きそうだ。

 
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