[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

追悼 セルジオ・マルキオンネ 画像で振り返るその人生 後編

2018.07.27

100字サマリー

セルジオ・マルキオンネはその類まれな才能と勇気によって14年間にわたってフィアットとクライスラーを支え世界7位の自動車メーカーへと押し上げました。後編ではクライスラーとの提携開始から現在に至るまでの彼の業績をまとめています。

クライスラーへの投資(2009年)

クライスラーはダイムラーとの提携が短期間に終わり、経済的に困窮していた。同社は2008年の金融危機が原因となり米国市場での売れ行きが悪化したため、倒産の危機に瀕していた。オバマ政権はGMに支援の手を差し伸べる一方、クライスラーに対しては倒産させることが真剣に検討されていた。マルキオンネはクライスラーが復活できると考えていた。彼は大西洋の両岸にまたがる巨大な自動車メーカーへと発展させる好機と見たのだ。

2009年4月、フィアットはサーベラス・キャピタル・マネジメントからクライスラー株の20%を取得した。これはクライスラーが破産申請をした直後のことであった。これはクライスラーにとって最後の望みであると同時に、彼らが欲していた小型車の製造技術を手に入れることに繋がった。2019年型ジープ・グランドチェロキーもフィアットのプラットフォームを使用しているのだ。

他方、この提携により、マルキオンネが利益を維持するために望んでいた会社規模を実現するとともに、北米市場へのアクセスを容易にした。彼は2009年、オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパの取材に対し「独立したままではビジネスを続けることはできません。利益を生み出すためには、最低でも年産550万から600万台の水準に達する必要があります」と語っていた。

 
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