追悼 セルジオ・マルキオンネ 画像で振り返るその人生 後編

公開 : 2018.07.27 19:10  更新 : 2019.05.04 13:03

FCAの積極的モデル展開(2010年代)

彼の率いる経営陣とともに、マルキオンネはFCAの中でも優良部門を見極めていった。彼は2007年にフィアット500の生産を承認したほか、レネゲードを含むいくつかのモデルの開発を許可した。そしてダッジにおいてはヘルキャットなどのパフォーマンスモデルを増強する決断をした。

しかし、彼は必要な時には躊躇なく削減を行った。アルファ・ロメオジュリエッタのプラットフォームを使用していたクライスラー200(写真)やダッジ・ダートなどを廃止したのだ。これらのモデルは2016年以降販売が急降下していた。2018年までに、ライバルのフォードも同様の決断を下している。マルキオンネはランチアの終了や、ダッジ・バイパーの廃止も決断した。

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