英国はこう見る ホンダCR-Zの中古車、壊れず飽きる? スペックや燃費を評価

公開 : 2018.08.14 10:50

パワー以上にすばしっこい

新車当時の価格は、搭載されている技術を考えれば高いとはいえなかったが、1.5ℓの i-VTECガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせた最高出力が、124psだったのは、物足りないものだった。最大トルクは、1500rpmから17.6kg-mを発生させてはいたけれど。決してパワフルとはいえないCR-Zが、これほどすばしっこく感じられるのは不思議だ。

ステアリングホイール側に取り付けられた、ドライビングモードのスイッチにその秘密がある。最も楽しめるのはスポーツモード。ステアリングとスロットルのレスポンスが鋭くなり、計器類の照明が赤色に変化する。ノーマルモードが標準で、やや活発さは弱まる。そして燃費を最優先するエコモードでは、長距離の定速走行なら18.4km/ℓの数字を実現している。

もし興味があって試乗するなら、このドライブモードそれぞれの走りの変化を確認してほしい。また、計器類の照明の色も、ドライブモードにあわせて変化することも見ておきたい。緑がエコ、ターコイズがノーマルで、赤がスポーツモードとなる。

2011年に、スーパーチャージャーを搭載した無限仕様の話があったが、販売はされなかった。しかし、英国のチューナーの中には、スーパーチャージャーを搭載して最高出力を200psほどにまで上げてくれるところもある。

また、2010年後期からは、オプションでアイバッハ社製のローダウン強化サスペンションも選択できていた。

ただし、どのCR-Zを選んでも、ワイパーが履いた雨水はどうにもならないけれど。

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