自動運転車に「眼」 目的は歩行者の安心 ジャガー・ランドローバー

公開 : 2018.08.30 10:40

自動車がバーチャルな「眼」を持ち、歩行者とアイコンタクトをとる。歩行者の行動を観察することで、安心して道路を渡れているかを研究するのが目的です。人間の仕草やボディランゲージの要素をまねて親近感を得ることで、自動運転車に対する大衆の信用を得ようとしています。

もくじ

「眼」でアイコンタクト 歩行者の不安を払拭
大衆の信用を勝ち取るために
他メーカーも同様のコンセプトを発表

「眼」でアイコンタクト 歩行者の不安を払拭

ジャガーランドローバー(JLR)のフューチャーモビリティ開発部門は、完全自動運転のポッドに「眼」を搭載する。これは自動運転車にまつわる人間の行動研究の一環だ。

「眼」とは複数のセンサーの事ではなく、障害物を認識している時にビジュアルで表現する装置のことだ。これは歩行者に向けて発されるもので、安全に道路を横断できる時に合図を発する。

この研究は、「眼」がポッドのセンサーが自分を認識せず、危険に晒されるのではないかという恐怖を取り除き、ポッドの前を横切る際の安心に繋がるかを検証する。

認知心理学者は、ポッドと「眼」があう前後での歩行者の行動を分析する。この研究は政府が支援する英国自動運転プロジェクトの一環で、いくつかの主要自動車メーカーが関与している。

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