BMW 6シリーズ(E63/64型)の中古車 オイル漏れには要注意 維持費と故障は

公開 : 2018.09.23 18:10

専門家の意見を聞いてみる

スティーブ・バック(A1BN/BMW専門店)

「エンジンオイル漏れは起きえます。ホースの亀裂や詰まり、ガスケットの劣化、トランスミッションの油量不足など。これらの不具合は珍しくありません」

「もし自分で買う場合でも、ここに記されている内容には気をつけます。事前にしっかり調べて、よく見ずに買わないことが大切です。当店でも可能なサービスなのであえていうなら、専門家に、必ずしっかり一度、走り出す前に点検をしてもらうと良いでしょう」

「当店では102ポンド(2万円弱)を費用でいただいています。数時間要しますが、クルマの隅々まで点検を行います。そして、不具合を洗い出すのです」

知っておくべきこと

6シリーズのソフトトップは故障しがち。英国の場合、ケイマンオートサービスなど、ソフトトップの専門店があり、交換するよりも安く修理してくれる。

いくら払うべき?

3000〜5495 ポンド(43万〜79万円)

初期の645Ciで、走行距離は16万km以上。中には整備記録が揃ったものもある。

5500〜7495ポンド(80万〜109万円)

645Ci中心ながら、カブリオレや2005年〜2006年の630Ciも含まれてくる。また650Ciで16万km以下のクルマも、この価格帯で探せる。

7500〜1万995ポンド(110万〜159万円)

2006年〜2008年の630iが中心で、走行距離は14万km前後。また低走行距離の645Ciや650iも見つけられるだろう。

1万1000〜1万2995ポンド(160万〜189万円)

2007年〜2009年の635dの場合は、走行距離は16万km以上。ガソリン車の場合は選択肢が多い。

1万3000〜1万7995ポンド(190万〜260万円)

2008年〜2010年の、走行距離もほどほどの635dが探せる。

掘り出し物を発見

BMW 630Ciスポーツクーペ 登録2007年 走行14.4万km 価格8495ポンド(122万円)

BMWの正規中古車で現在不具合もなく、ディーラーでの整備記録も揃っているようだ。モナコブルーのボディと、クリームホワイトのレザーインテリアにウッドトリムが付き、パノラミック・サンルーフとナビゲーションも装備している。かなり魅力的なチョイスがされたクルマだと思う。

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