ブガッティ、2車種体制を検討 SUV追加? サルーンの可能性低く

公開 : 2018.09.26 18:10

ハイエンドSUV市場へ参入か

新CEO着任以前に、ブガッティはガリビエールと銘打ったサルーンを計画していた。しかしヴィンケルマン言うところの「衰退しつつある」スタイルとは、セールスが落ち込んでいる3ボックスのサルーンを示唆する。より販売規模の大きいブランドで、これに代わって占める割合が高まっているのはSUVだ。

ヴィンケルマンが指揮していた頃にランボルギーニが計画していたSUVは、ウルスとして先ごろ発売にこぎつけた。フェラーリもまた、来年には初のSUVを実戦投入するとみられる。ロールス・ロイスベントレーがこのジャンルに参戦済みであることは、今更言うまでもない。

フォルクスワーゲングループにあってブガッティ第2のモデルへの投資は、EVや自動運転技術の開発などに比べプライオリティが低いプロジェクトにちがいない。それでも、シロンのようなモデルの利益率をみれば、ハイエンドの少量生産車が金のなる木だというのもまた事実だとわかるところだ。

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