「非凡な」17種類のエンジンたち 前編

公開 : 2018.09.29 06:10

W型12気筒(1927年)

今やベントレーが広く採用して一般的になったW12レイアウトだが、当時、地上最高速チャレンジのパイオニアだったジョン・コブやサー・マルコム・キャンベルらは、ネイピア・リオンの巨大な航空機用W12を搭載し新記録に挑んだ。その一台が、キャンベルのマシンである写真のブルーバードである。

その後は日の目を見なかったW12だが、1990年のグランプリにはライフがF35と銘打ったユニットを積むマシンを投入。ただし、出力も信頼性も低かった。1991年にはアウディが、コンセプトカーのアヴスに搭載してW12を公開し、これがVWグループのいくつかのモデルに採用されるエンジンのもとになった。

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