アメリカ大衆文化 無くてはならない20台のクルマたち 後編

公開 : 2018.10.07 07:10  更新 : 2019.05.04 13:03

ポンティアック・アズテック(2002年)

ポンティアックがアズテックにつけた売り文句は「まず、地球でいちばん多才なクルマ」だった。うまいことをいったものだ。

武骨なプラスティックの外装材をはりつけたこのSUVもどき、生まれるのが10年は早かった。オプションのキャンピングパッケージにはエアマットレスやテントまでふくまれるところにも、ポンティアックの主張する「多才さ」はあったのだろう。

もうちょっとフロントの見た目がよかったら、SUVの先駆者として歴史に名をとどめたかもしれない。だが結局は、(不当だというひともいるが)史上もっとも醜いクルマの1台として記憶にのこることになった。

ただ筋書きはかわるかもしれない。ドラマ「ブレイキング・バッド」に主人公ウォルター・ホワイトのクルマとして登場したことで、デビューから20年になろうとする今になってイカしたクルマになろうとしているのだ。

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