90年代生まれ、いま手に入れるべきあのクルマ 定番から意外な選択まで その3

公開 : 2018.10.20 11:40  更新 : 2021.02.17 17:44

番外編:カセットテープのあと


1993年にミニで木に突っ込んだ時、友達に借りたAC/DCのテープにはその衝撃音が小さく残されていた。だが、その直後、CDが世界を変えたのだ。この素晴らしい技術がCDチェンジャーとして登場すると、だれもカセットテープをもってドライブに出掛けることはなくなった。CDを6枚挿入して、ローテーションで再生するだけだ。1990年代中頃には、欧州ツアーに出るならどの6枚を選ぶかという質問があるクルマ雑誌の定番であり、それがドライバーにとっての問題でもあった。たいていCDチェンジャーが置かれるのはトランクで、忘れっぽかったり、面倒だからとそのままにしておくと、結局同じ6枚のCDを繰り返し何週間も、時には数カ月も聞くことになるのだった。

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