知っていたらマニア? 忘れ去られたドイツ車ブランド31社 前編

公開 : 2018.11.10 06:10

ハノマーグ(1925年〜1952年)


1835年、ゲオルグ・エゲストルフが「Eisen-Giesserey und Maschinenfabrik Georg Egestorff」という珍妙な名前で、農業機器と蒸気機関車を生産するメーカーを立ち上げた。その後、1871年には社名はさらに長くなり、「Hannoversche Maschinenbau Actien-Gesellschaft vorm. Georg Egestorff, Linden vor Hannover」へと変更されたが、これによりハノマーグと呼ばれることになった。

1905年には蒸気自動車が、その20年後には、500cc単気筒エンジンを積んだ低価格なガソリンモデルの2/10が誕生している。1939年の開戦までにハノマーグからはさらに多くのモデルが登場しているが、戦後、新型モデルの計画が失敗に終わると、トラックとトラクターの生産に注力したのち、破たんを経て他の企業に買収されている。写真は計画で終わった1953年のプロトタイプだ。

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